白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第4章 DENY-拒否-
適当にこなした学校生活
早足で家に帰ると
「あれ?兄ちゃん?早いね
おかえりなさい」
蛍がバレーボールを弄ってる
「姫凪は??」
「もう来るんじゃない?」
早く来いよ
そんで…いつもみたいに……
『蛍くーん、あーそぼ』
ヒョッコリ出てくる姫凪の顔
パチッと目が合って
『おかえりなさい。明光くん。』
ニコリと笑って…
『蛍くん。来る時に猫が居たの
後でミルクあげに行こう?
お腹空いて鳴いてたの』
その視線は蛍に向けられ
身体は蛍に寄り添う