白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第26章 ZEPHYR−爽やかな風−
小さくてフワフワの手が
俺の頭を優しく撫でて
『明光…姫凪もギュ…して
…姫凪、眠い…
久しぶりに抱っこで
寝んねしたいのよ……』
今度は俺の胸に戯れついてきた
「そう言えばアキナ産まれてから
アキナと寝てたもんな」
『ん、だから今日は
明光に、いー子されながら
寝たいの……』
「はーい、分かったよ
お姫様、おいで。
いー子。姫凪…いー子
アキナは俺が何とか
寝かし付けるから
姫凪は俺に
寝かし付けられてなさい」