第21章 UPROAR-騒動-

明光くんと手を繋いで
家に戻り
コッソリ窓から部屋の中に戻る

「また明日、な？」

その声に笑って"うん！"って応えて
手を離した

繋がれてた手は離した後も
暖かくて
私に勇気を与えてくれた

背中が見えなくなったのを
確認して窓を閉めると

「姫凪ちょっと出て来なさい」

ドアの向こうから
ママの声

ビクリと身体が震えて
一気鼓動が早くなる

ユックリドアを開けると

パチンッ！

頬が叩かれた