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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
ただ、ね。
振り向かない小さな背中を
抱き寄せたら
キミが見せる
小さな抵抗を見たら
僕が一番言いたかった言葉を
思い出した
左右に振り続けられる
頭をコツンと止めて
「布施…おかえり…会いたかった」
溢れた本音にも
キミの身体はまだ硬く
閉ざされたまま
「帰る所、間違えたの?
それとも約束わすれたの?
忘れっぽいの?」
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