• テキストサイズ

白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第5章 涙の温度


布施の家に明かりは点いてないけど

なんとなく居る気がして

玄関のドアに手をかける

引くとゆっくりドアが開いた

小さい靴が乱雑に散らばって
鞄が無造作に放り投げられてる

もう一度携帯を鳴らすと
バイブ音がリビングから微かに
聞こえてくる

早く会って抱きしめたいけど

正直怖いんだ

君を見るのが

アニキの香りを纏ったキミを 

抱きしめるのが怖くて仕方ない
/ 2295ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp