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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第5章 涙の温度


それからまた数時間

僕は一人で布施の帰りを
待つ事になる

何度かLINEをした

苦手な電話も………

繋がる事はなかったけど。

諦めが胸に去来する

痛い。苦しい。

目を閉じれば布施の
笑顔が浮かぶのに

昨日したキスの感触も
思い出せるのに

ここに布施は居ない
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