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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第5章 涙の温度
「月島ー!大地さんが肉まん奢って
くれるんだってよー!行くぞー」
「あ、はぁい。」
坂ノ下に寄り道して一人で家路につく
僕の左手は寂しいままで
ポケットの中の携帯電話を触り続けてた
家に帰っても落ち着けるはずがなく
「………チッ」
待てど暮らせど来ない連絡に
気持ちが焦る
「あ、今日、明光が来てね…」
リビングに居た僕に母さんが
話しかけてきた
正直今は聞きたくない
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