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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第4章 たかが恋?


後ろから回った腕に
引き寄せられ
左右に振り続ける頭に
蛍くんの頭がコツンとぶつかって

「布施…おかえり…会いたかった」

蛍くんの声が耳のすぐ近くで響いた

離して…私なんかを…抱きしめないで…

「逃さないよ。やっと戻ってきたのに」

だめ…戻ってきたんじゃない…
だからそんな優しい声で
話しかけないで

「帰る所、間違えたの?
それとも約束わすれたの?
忘れっぽいの?」

いつも通りの蛍くんが余計に辛い

「思い出させてあげるよ」

蛍くんが私を向き直らせて
そのまま唇を押し付けた
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