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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第4章 たかが恋?


…なんで?
嫌われるのが怖い
【いらない子】になるのが怖い
捨てられ置いて行かれるのが
一人になるのが怖い………
でもそんなの蛍くんに
わからないよね?
わかるのは…明光くんだけ… 

「キミの事怖がらしたりしないから
そんなビクビクしないでよ」

蛍くんが私の手を取って歩き出す

『蛍くん…今日ね…寝る前に
聞きたい事があるの…いい?』

「ダメって言っても聞くでしょ?
キミの場合」

『そうだけど!』

「なら聞かないでよね」

『一応…だもん……』

「はいはい。答えてあげるよ
僕に答えられる事ならね?」

眼鏡越しの優しい視線に
思わず私も笑顔になって
手を繋いでいつもの帰り道を歩いた
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