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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第13章 花恥ずかしい


部屋は決めた
部屋に向かい入るまで

あと数分

それさえ待てなくなりそう

さっきから容量増しっぱなしの
自身の位置を
コソッとなおして

更に姫凪に触れようと
手を伸ばすと

『マテ。(笑)』

姫凪がクスクス笑いながら
その手を止める

「俺は犬か!!
見透かすなよ!恥ずい!」

止められた手を
振り払うと

『同じ事考えてるから
分かるだけ♡早くお部屋行こう?
早く明光で満たして…
手、離しちゃイヤ…
繋いで?ね?』

白くて細い手を
俺に差し伸べてくる

「離すかよ。
ここまでどんだけ
我慢したと思ってんの?
イヤ、つっても離さねぇ
姫凪…おいで」

その手をキツく握って
エレベーターに乗り込んだ
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