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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第12章 労苦
『蛍くん?』
「どん底で頭に浮かんだの
アニキだったんでしょ?
そこから引き上げたのも
ここまで背中押したのも」
相変わらず表情は薄いけど
目には涙が溜まってる
『ごめ…ん……』
「なにが?
キミは何か悪い事したの?
別に浮気したわけじゃない
隠し事も無くなった
僕の事だって
キミなりに守ってくれてた
そんなキミが謝る意味
わかんないけど?」
フフンと鼻を鳴らして
「分かってるよ
チャント届いてるよバカガキ」
蛍くんが笑った
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