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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第12章 労苦


『それじゃマコトは?
幸せになれないんじゃないの?』

ママはきっとマコトを手放さないし
結婚相手すら
自分の都合で用意しそうだし

「オレ?幸せだよ?」

キョトンとした顔で私を見て

「姫凪が居るじゃん
明光くんも居るし
味方いるからオレは幸せ! 
初めてだもん!俺の為に
あんな真剣になってくれる人!
オレ、幸せだよ、姫凪」

ニコニコ笑う

「だから、さ。オレも
姫凪の幸せの手伝いしたい
だから、怒らないでね?」

『うん、なぁに?』

「オレ、姫凪は明光くんと
居るべきだと思うんだ」

まっすぐに放たれた言葉に
返せず私は下を向く
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