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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第11章 いつまでも変わらぬまま


酔い切れなくて眠れない
部屋にはない
姫凪の匂いや温もりもを
探してると

携帯が鳴る

【蛍】

え?なに?こんな時間に?

「はい…?」

寝起きを装うのは
涙声を隠す為

〈ごめん。兄ちゃん。僕だけど〉

兄ちゃん??

「…1人、なのか?
姫凪は?」

姫凪が
こんな夜に一人になってるなんて
普通なわけ無い

演技虚しく
ついつい普通に話してしまう
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