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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第10章 われてもすゑに…。
うん。それは知ってる
あの時の二人を見て
僕は敵わないって何度も蓋をしたから
『今も大好きだし
大切なのは変わってないの
変な意味じゃないからね!
本当に…ただ好きなの…
あんな暖かい人になりたいって…
憧れみたいな感じ…』
「分かるよ。僕もだから。
あの光には敵わないって
何度も凹んだしね
今も…時々怖いくらい…眩しいし…」
姫凪の髪を撫でながら言うと
手を握る力が強くなり
大きく息を吸って
僕の目をシッカリ見つめ続ける
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