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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第10章 われてもすゑに…。


「あの!振り返らずに聞いて!」

背中からマコトの声

「なに?もう貸さないけど?」

「…ゴメンナサイ……
許してもらえないと思うけど…
俺、もうしないから……… 
明日向こうに帰るし…だから… 
…その…お姉ちゃんを……
宜しくお願いします」

泣いてるのが分かる声

…ったく。泣くぐらいなら
するなよ……バカガキだね、キミも。

「モノマネ。また聞かせてよ
どうせ9月まで休みで
向こうに友達も居ないんでしょ?
暇ならこっちにいれば?
気が向いたら遊んであげるよ」
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