第4章 たかが恋?
しばらくすると
蛍くんがお風呂から
帰ってきて
続いて私も入り
リビングへ戻ると
「姫凪ちゃーん
ご飯は?食べてきたの?」
おばさんがキッチンから顔を出す
『はーい♫だからお構いなく!
あ、珈琲だけ貰いまーす』
て、言ってもカロリーメイトだけだけど。
なんかあの家に居ると
ご飯食べる気なくなる
「それは良いけど…遠慮しないで
家で食べなさいね?もう家の子に
なっちゃいなさいよ(笑)」
おばさんの何気ない一言
『あ…ありがとう…。』
でも、なれないのは分かってる
蛍くんも言ってた
【家族みたい】は家族じゃない