第10章 われてもすゑに…。
私の胸元を開いた蛍が
キスマークをなぞりながら
クスッと笑った
『あ……あの…』
隠すつもりはないのに
声が喉にひっかかる
「アニキ??」
『え!?違う!ホント違う!
明光くんとは何にもないよ!』
「知ってる(笑)
声出るじゃん、大丈夫。
どんな事でも受け止めるから
話しなよ?」
蛍くんの唇がキスマークに重なって
上書きされていく
『マコト…が…付けた…
ずっと虐められてた…反抗したら
蛍の事…傷付けられそうで…
何にもないフリしてた
タスケテッて言えなかった
黙っててゴメンナサイ……』