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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]
第10章 われてもすゑに…。
『うっ…分かりました……』
〈はい。いい子だね。
じゃ、後でね〉
クスクス笑う蛍の声に
『うん!』
笑って応えて
電話を切った
暖かくなった胸に
携帯を押し付ける
夢オチじゃなかったよ
正夢になったよ
明光くん黒尾さん
二人のおかげだよ
諦めなくて良かったよ
[ありがとう]
二人に一言だけ送って
目を閉じる
一人だけど
怖くないよ
心がポカポカしてるから。
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