第4章 たかが恋?
「あぁ!?ふざけんな!ボケ…」
にゃー。
『ん?』
「………ネコ…じゃねぇか!」
出てきたのは小さいキジトラ
『トビオくん!ネコ!!
捕まえて!抱っこしたいよ!』
「お?おぅ…あ!この!」
ネコはトビオくんが近付くと
逃げて行ってしまった
「チッ………」
『怖い顔してるからぁ………』
「してねぇよ!」
不機嫌そうに下を向く
ありゃ?また怒らせた?
『トビオくん?』
「………」
無視!?
なんか話題なかったかなー…
『あ!そういえば!翔くんに
出してたトス!あれすごいね!
かっこいーね!』
「あ?おまえにわかんのかよ」
『ん?正直あんまり?でも
ビュ!て凄いのはわかった!』
私の言葉でトビオくんは
なんかスイッチが入ったように
話始めた