第2章 2 更衣室 #日向順平
日向side
今日、俺は朝練をするために少し早めに学校についた。
本当は、今日は朝練は無いがなんとなく、自主練したくなったんだ。
日向「うし、さっさと着替えて朝練するか」
更衣室の鍵は普段閉まっているのに、今日は開いていた。
日向「誰かいるのか?」
時間的に、カントクかだろうか。
更衣室の中を覗き込むと、部員のタオルや着替えをせっせと準備するがいた。
日向「?」
『順平先輩、おはようございます!今日は朝練無いのにどうしたのですか?』
振り向いて、笑顔で尋ねてくる。
日向「いや、普段は朝練あるから、無いとなんとなく落ち着かなくて」
ふふっ、と小さく笑う。
『私もなんですよ~』
可愛いな、と思わず眺めてしまう。
日向「な、今からシないか?」
『えっ…』
日向「今日は朝練も無いから誰も来ないぞ」