• テキストサイズ

【黒子のバスケ】誠凛高校バスケ部の秘密

第4章 4 傷と微熱 #水戸部凛之助


貴女side

『痛っ!』

部室での作業中、沢山の書類で指を切った。

『う…』

紙で指を切ると、思ったより痛いから嫌だ…

絆創膏を探しに荷物を漁った。

『無い…』

こんな時に無いなんて…女子力無さすぎ…

部活用の救急箱も確認してみる。けど、なんという偶然、絆創膏だけが無くなっている。

水戸部先輩なら持ってるかな?

そう思って練習中の先輩に声をかけた。

『先輩、絆創膏持ってませんか?指切っちゃって…部活用の救急箱にも無くて』

そう訪ねると水戸部先輩は大きく一回頷いた。

そして、部室を指差した。

『部室にありますか?』

もう一度、大きく頷いた。

そうして、促すような目をした。

その目に誘われて、私は水戸部先輩に着いていった。
/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp