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誰も知らない。【気象系BL】

第1章 葛藤 × Red。 Vol.1


ぜってーなんかあるよ…

バンジージャンプかな、
心霊現象かな、
肝試しかな、



あーもぉぉぉおおお!


やだよぉ…。






「櫻井さん!お願いします!」


スタッフの声に
ビクッとする俺。

基本、チキンなんだよ…。



安全にやってくれよ?

頼むよ?





用意されたロケバスに乗り込むと



「何?何なの?」



ビデオカメラを構えて既に乗り込んでいる相葉くんに
何やらされるんだろう、って最初は恐怖心しかなかった。




VIPリムジンの夏休みSPとして
嵐の男二人旅で相葉くんの地元、千葉でおもてなしデートという企画だ。

もてなすのは、相葉くん。

もてなされるのは、俺。



相葉くんの明るさに救われることは多々あるけど
その相葉くんの企画ってだけでもれなく『不安』の二文字が付いてくるのは、彼の異様なまでのテンションの高さが引き金となって必ず何かやらかすから。
先の読めない天然ミラクルボーイのおもてなしともなれば尚更だ。





それが
まさかあんな最高の思い出が出来るなんて


まさか


相葉くんのことを好きになるなんて
この時は思ってもみなかった。
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