第7章 最初で最後のコンサート

パシャパシャ。パシャ。パシャ。



シャッターが沢山たかれる中、

私たちは壇上に上がった。




そして一人ずつ自己紹介と役柄を話す。






そして質問タイム。


記者A「さん！今回初めてのドラマですが

意気込みをお願いします！」




マイクを取って、話し始める。



「あ、はい。初めてのドラマ出演ということで

わからないことだらけですが、同じグループの先輩に

アドバイスをもらったり、あとは共演者の大先輩たちと

一緒に協力をして、みなさまに楽しんでもらえるような

心温まる作品を作っていきたいと思います！」






すっごく明るくて眩しくて、目を必死に見開く。





記者Ｂ「菅田さんに質問です。さんとは

学校が一緒のようですが、学校での彼女の様子はどんなですか？」





げっ！学校での私の様子ー！？




菅田「はい。学校でのさんはですね、


忙しくてなかなか来れないので何とも言えないんですが、

すごく地味です！笑


ステージでパフォーマンスしてる時の姿からは

想像出来ないくらい地味です！笑」



将暉くんの発言に、会場から笑いが溢れる。











なんとも和やかなムードで、会見は終了した。




控え室に戻り、監督も加わり、改めて共演者の

自己紹介をした。





そして帰り。



菅田「！久しぶりにメシでも食いに行こうぜー！」



部屋から出ようとする私に、将暉くんが



声をかける。