第2章 ファンではなくて…
ガチャ。
マネ「これがさんの鍵です。
今は他のメンバーは同じ現場の収録なので、
23時ごろ帰宅予定です。
それまでは自由にお過ごしください。
そして、これは明日からのスケジュールです。
メールでも送っておきましたので
確認しておいてください。
では、私はこれで。改めて、
おめでとうございます。そして
よろしくお願いしますね!」
マネージャーさんが帰ったあと、
放心状態だった私も、ようやく我に返り
荷物の片付けをすることにした。
私の部屋はリビングから続く階段を上った一番左。
ネームタグがついている。
部屋を開けると、白を基調とした清潔感ある
空間が広がっていた。