第10章 鹿児島 2日目 ニノのサプライズバースデー☆
早速プレゼントを渡す。
二宮「…私に?」
「うん!日付変わっちゃったけど、
お誕生日おめでとう!!」
喜んでくれるかな…
二宮「嬉しい!開けていい??」
思いの外喜んでくれた。
「どうぞどうぞ!」
アクセサリーにしちゃったけど、
どうかな…
二宮「あ、ブレスレット。
ありがと。大切にする。」
「ほんとはまーくんと一緒に、
渡しに来るはずだったんだけど
寝ちゃってるみたいで…笑」
二宮「あの人来たら寝れなくなりそうだから
ちょうどよかったですよ笑」
「まあね!笑
じゃあ。おやすみなさい!」
その時、不意に手を掴まれる。
二宮「今日は一緒にいて。
誕生日だもん。」
「た、誕生日は過ぎちゃいましたよ?」
二宮「ううん。俺の中ではまだ
誕生日だから。お願い…」
そんなウルウルした目で見られたら
断れないじゃんか…
「…わかりました。」
そういって、いつかのように
ベッドに入る。そして今日は色々お話しをした。
和くんには話せる。これからのことが
すごく心配なこととか、学校のこととか。
気付いたらお互い寝ちゃってた。
帰りの飛行機に乗るとき、
なんだか外の景色がいつもと違って見えた。
コンサートの達成感からなのか、
なんだか違って見えた。
この景色も、私は一生忘れないだろう。