第41章 『ラブレター』　 ～2021.1.27～

智くんへ



何かこういうのって
照れるね


会見が終わって
今の率直な気持ちは
始まったな…

って
そんな感じかな？

なんなら、少し達成感さえ感じてるよ



大阪で、
初めて君の気持ちを聞いたときは、

もっと早く
俺が気付いてあげていたら

って、そう思ったんだ

そしたら
あなたをこんなに一人で
苦しませなかったのに
って

だけどあなたの目は
もう迷ってなくて


だったら俺に何が出来るか？
どうしたらみんなの、5人の想いを
同じ場所に着地させられるのか？

毎日そればかり考えていたよ


嵐のメンバーとして
あなたを守れなかった俺の責任として

これだけは絶対にしなきゃいけないって
俺の仕事だって
そう思ったんだ


会見の前
緊張して倒れそうだったあなたの横で
ニノと相葉くんが
どうでもいい話して笑ってるのを見て

改めて俺たち5人って
素敵なグループだな
ってそう思ったよ


ほんとにさ
こんなに良いグループないよ？
手前みそだけどね(笑)


だから

智くん


やりたいこと自由にやって
観たい景色をたくさん観て
触れたいものに触れて
食べたいものを食べて
寝たいだけ寝て


あなたがいつも気にしてる
携帯の充電みたいに

100％になったら

そのときは
戻っておいでよ


俺たち4人
それぞれの持ち場で
それぞれのできることを
精一杯頑張るから

そうすることで
智くんの帰って来る場所を
ちゃんと守っておくから


だってそうでしょ？

智くんが
また嵐やりたい！！
って帰って来た時に

世間が
『嵐～？ああ、
そう言えばそういうのあったね～』

なんてなってたら
元も子もないもんね


今はまだ
何をどんなふうに頑張ればいいのか
ぼんやりとしか見えないけど

いつかあなたが言った

『目の前にあることを頑張るしかない』

その言葉を胸に
俺たちはこの世界で歩いていくよ


約束してとは言わないから

でっかくなった智くんを
しっかり受け止められる俺で

俺たちでいられるように
一歩一歩進んでいくよ

あ…
体型はでっかくなってないでよ？


きりが無いので
この辺で


俺は

櫻井翔は

大野智の

応援団長です




　　　　　　2019.1．28　　　　翔


　　　親愛なる大野智くんへ……