第23章 『逃げなきゃ!』 ~櫻井×二宮~
【 翔side 】
俺の下で震える小鳥みたいなニノ...
やっと手に入れたんだ。
ニノのことを...
こういう対象なんだって気付いてしまってからは、
正直悩んだ...
こんなの変態じゃん!
男が好きとか、あり得ないでしょ?
何度も何度も諦めなきゃって思った。
ミスキャンパスになった子に申し込まれたから、
付き合ってみようかと思ったけど、
どうしてもそんな気にならなかった...
だって、どんな女子よりも、ニノの方が何倍も可愛かったんだから...
覚悟を決めるしかなかった。
『俺は男だけど、ニノが....ニノだけが好きなんだってこと』
そして、今。
もう、こいつ、俺のものだし❤
アソコが俺より大きいっていうのが、やや、気にはなる...けど...
そこはさ、俺の大きな愛で、カバーできるし♪
大事にする。
今日のこの気持ち、絶対に忘れない...
みんなに自慢したい。
二宮和也は、俺の恋人になったんだ!って。
敏感になっている背中をツーッと指でなぞると、ニノは小さな息を漏らして反応した。
......エロい...
本棚の奥にある、DVDのお姉さんより、
↑ちゃんとそう言うのはあるのね...(-_-;)
ニノの方が、何十倍も...
いや、比べられないくらいに、
二ノ方がずっと色っぽくて、ずっと可愛い。
イッた後、息が上がるニノを見つめて、
「ニノ...誕生日おめでとう」
と言った。
可愛い俺の恋人は、
驚いた顔から、眩しい笑顔になって、
「...ありがと」
と言った。
宝石よりも綺麗な涙が、
頬を零れた。
ニノの二十歳の誕生日。
俺達は
結ばれた。
【 END 】