第15章 『恋よ、永遠になれ scene2』~大野×二宮~
「おはようございまぁ~す」
いつもより少し早く楽屋に着くと、ソファーの上で胡坐をかいている大野さんがいた。
俺に気付かないのか、じっと一点を見つめている。
...何考えてるんだろ...?
俺は、大野さんの前に回って、
顔の前で手をひらひらさせてみた。
「おーっ!ニノ~...いつ来たんだよ~」
...やっぱり気付かなかったんだ(-_-;)
「今だけど...何考え込んでたの~?真剣な顔して...」
「考え込んでるって、誰が~?」
...やっぱりね..(^^;そんなことだと思ったよ..
「うんん、何でもない...」
「変なやつ...ふふふ..」
あなたにだけは言われたくないよ(-"-)
「ニノ~、ちょい...」
大野さんか人差し指をクイクイして俺を呼ぶ。
「ん~?何..?」
なんか話なのかと思って顔を近づけると、
首を掴まれて引き寄せられて、キスされた。
!!!何考えてんの?ここ楽屋だよ///
慌てて振りほどいて離れようとすると、
今度は両手で抱き締められて、舌まで突っ込んできた。
「..んん..んっ..」
誰か来るかもしれない緊張と、
いつもの楽屋で、こんなことしちゃってるっていう背徳感とで、俺の心臓は爆発寸前に///
ひとしきり咥内を犯されて、やっと離れた大野さんは、にんまり笑って、
「だめだな...これじゃ、足んねぇや~」
って...
「もう///ばかっ(*ノωノ)」
俺が真っ赤になって俯いたとき、廊下を賑やかな声が近付いて来るのが分かった。
俺は、慌てて大野さんから離れて、
何事もなかったかのようにソファーに座り
携帯を取り出した。
丁度そこに、翔ちゃんと相葉くんが入ってきた。