第11章 『アザリア』~松本×櫻井~
もうね。
完全に、俺の敗けだよ...
翔...
君の、俺の全てを許し、
全てを包み込む、深い愛情に、
俺は敵わない...って、そう思った。
そして、
それに気付いたことが、本当に嬉しくて、
幸せだった。
「翔..愛してる...」
そう言って髪を撫でると、
翔は、うっとりと目を閉じた。
そして、
大きな目を開け、俺を見つめて、
「...もう一回、言って❤」
と、そう言った。
「愛してる...翔..お前だけだ...
..愛してる...何度だって言うよ...
翔...世界で一番....違うな!
宇宙で一番、愛してる❤」
「潤...俺も愛してる❤」
「翔... ...」
.....ヤバイ///泣きそうだ///
泣き顔を見られたくなくって、
翔をぎゅっと抱き締めると、
俺の耳元で、翔が、
「中の潤...さっきよりも、
ちっさくなったね...」
って言った。
あっ...まだ、翔の中に入ったままだった!
俺は、やりきって満足したアイツを、
ずるりと引き抜いた。
ソレと一緒に、俺がぶちまけた欲も、
一緒にどろっと出てきて、
またラグを汚した。
「汚れちゃったね...」
そう笑った翔に、
「新しいの、買いに行くか?」
と言った。
「今度は、紫にする~?」
「じゃあ、紫に赤いハート❤...どう?」
俺の提案を、
「なんか、想像したただけで、凄い色♪」
翔が笑った。
その顔は、
天使って、実物見たことないけど、
たぶん....いや、絶対、
天使より数段可愛い❤
....そう、思った。
【 end 】