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風 ~抱き合いながら~ 【気象系BL】

第8章 『いつも貴方がいた』 その後のふたりの生活① ~櫻井×二宮~


【櫻井side】

本番。

風磨とステージに立てば、
当然黄色い声援...

ファンの子って、
こういうのほんと好きだな(^^;

今回は投票で5位までに入らなかった、
ニノと相葉くんは、司会に回り、
ステージを盛り上げる。

脇で見守る彼の視線を感じながら、
俺はファンの子たちのために...

精一杯に踊って、風磨との
楽しそうな、仲良さそうな雰囲気を
届けようとして頑張った。


コンサート終わり。

それぞれが片づけて、
帰り支度をしていると、風磨が走ってきた。

風磨「兄貴~!!」

「おお!風磨、今日はありがとな~」

風磨「こちらこそです!
一生の記念になりました!」

「大袈裟だわ///」

俺が笑うと、風磨は真剣な顔で、

風磨「本当です。俺、これからも、
兄貴のこと目標に、
ずっとついてきますから...

...握手してもらっていいですか~?」

「おう..もちろん!」

俺が、風磨の手をがっちり握ると、

風磨「兄貴~///」

そのまま、風磨が抱きついてきた。
テンション上がったんだろうね~(^^;

その肩を、軽く抱き締め返す、その肩越しに、
その様子を、じっと見ている、
うちの奥さんと目が合った...

...俺が、なんか合図を送ろうとするより早く、ニノは、さっと目を反らせた。


......もう~///

しょうがね~なぁ~(*^^*)
今晩、可愛がってやっからさ❤

風磨の肩を抱きながら、
俺はもう、今晩のことを考えていた。

拗ねて唇を尖らせるニノの、
その唇を、いただくことをね~♪


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