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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第11章 グレイscene4


智の唇が俺の頬を伝う涙を吸いとった。

「和也…好きだ…」
「嫌…」
「好きだから…我慢できなかった…」

そんなこと、分かってる…
わかってるけど…

まだ頑ななままでいる俺の身体をシャワーで濡らすと、智は俺の身体を洗い始めた。

「ごめんな…」

黙々と俺の身体を洗うと、ブースの扉を開けた。

「先に行ってろ…」

額にキスすると、俺に背中を向けた。
その背中が寂しそうで…
思わず俺は抱きついた。

「和也…?」
「ごめん…ヤキモチ妬いた…」
「…いいよ。俺が悪いから…ごめんな」
「ううん…」

ボディソープを手に取ると、俺も智の身体を洗った。
全部洗い流すと、まだ熱くなってる智の中心…
お湯を止めると、しゃがみこんで口に咥えた。

「あっ…いいからっ…」

引けて行く腰を壁に押し付けて、更に口の奥に押し込んだ。

「う…ぁ…和也…」

じゅぶじゅぶといつものように口の中で智を愛してると、ぶるっと震えて口の中に智の熱が放たれた。

「あっ…ん…かず…」

びくびくと口の中で震える智が愛おしくて…
じゅるりと吸いあげると、余すことなく智を飲み込んだ。

「ばか…無理すんなよ…」
「大丈夫…智は俺の栄養ドリンクだから…」

ふっと笑うと、智は俺の唇を親指でなぞった。

「ありがとな…オーラスがんばろうな…」
「うん…打ち上げ終わったら…」
「え?」
「めちゃくちゃにシて…?」

突然、智の眼の色が変わった。
乱暴に両腕を掴んで壁に押し付けられた。

「忘れんなよ…?そのセリフ…」




結局、打ち上げが終わって帰った家で…
一睡もさせてもらえなく、俺は昼を迎えたのだった。
ほんと…元気なんだから…




俺は智の栄養ドリンク




【END】
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