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カラフルⅢ【気象系BL小説】

第3章 チェリー・ポップ


なんで…とかどうして…とか言えなかった。
ただ去っていく後ろ姿を見送っていた。

俺ってこんなだっけ…

こんなに何もできないヤツだっけ…

それからの俺はがらんどうで。
なんにもない。

耳に入ってくる煩い情報ばかりが、神経を苛立たせる。
うるさい…うるさい…うるさい…

どいつもこいつも。

ほっといてくれ…


いや…


放っておかないでくれ…


今日も、俺は二つに別れたまま。

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