第2章 王様ゲームをしよう【全松】
【おそ松side】
トド松「ねーねー、なんもやることないしさ、王様ゲームしようよー!」
トド松のこの一言から始まった。
おそ松「お、いーねぇ!やろーやろー!」
カラ松「良い考えだなブラザー!」
チョロ松「えっ、王様ゲームってあの王様ゲーム!?」
一松「ふーん、良いんじゃね?」
十四松「なーにー?それー!やきゆ?」
トド松「野球じゃなくて王様ゲームだよ、十四松兄さん!」
もちろん俺達6人だけでやるわけがない。っていうか男だけでやるもんじゃないだろ、普通。
そう、ここには唯一の女の子、◯◯が来ている。
◯◯は近所に住んでいて俺達にとってはかなり貴重な女友達。こうやってよく家に来て俺達と一緒にダラダラ過ごしている。
「良いねー!楽しそう!」
警戒心ゼロ。こういう事にも平気で乗ってくる。
まあ俺達はニートで童貞だし、トト子ちゃんトト子ちゃんって言ってるから自分には気がないと思っているらしい。
本当は俺達が好きなのはトト子ちゃんじゃなくて◯◯。
あわよくば付き合えたらなーって思って俺達はちょいちょいアピールしてはみるんだけどこのスーパー鈍感娘は気付かないようだ。
ってどんだけだよこいつ!
きっとトド松の事だから何かしらアクションを起こそうとか考えているんだろうなー。
あわよくば◯◯と何か出来るかもしれないという淡い期待を持っていた。