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4.1【完結】
第3章 3.31
午後3時を回った頃。
「私もう帰ろうかな。」
「え?もう?」
「うん。どうせ明日も会うんだし。」
「…そうだな」
なんで、なんで、止めれないんだよ。俺はそんな勇気も失ったのか。
帰り際。俺は、彼女を抱きしめた。
彼女は、
「どうしたの?太一。らしくないね笑」
と笑っていたけど。
俺は、真剣だった。たぶん最後のハグだから。
そして耳元でそっと
「愛してる」
と呟いた。
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