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ヘブンズシュガーⅡ【気象系BL小説】

第76章 ヒソップ


「ここに…」
「ん…?」
「ここに翔が入るの…?」
「うん…」

ぎゅっと大野さんは目を閉じると、ゆっくりと俺を見た。

「わかった…」

どうしたらいいかなんてわからなくて…

大野さんの足を抱えて、自分をそこに押し付けた。

固く閉ざされたそこは、容易に俺を受け入れそうもなかった。

ブルリと大野さんが震えた。
シャワーヘッドを取って、身体に掛けると嘆息が聞こえた。

「あったかい…」
「ん…」

身体にシャワーで湯を掛けながら、少しだけ腰を押し出した。

「っ…く…」

堪えるような声を出して、大野さんは俺の腕を握った。

「痛い…?」
「大丈夫…そのまま…」
「でも…」

どうしてもこのまま突き進めなくて…
浴槽にはとっくに湯が溜まってたから、大野さんの腕を引いて立ち上がって、一緒に入った。

「ちょっと我慢して…」

後ろから大野さんを抱きしめて、そこに指を押し当てた。

「あ…待って…」

手が止めようとしたけど、やめられない。
ゆるゆるとそこを揉みほぐすように撫でた。

「いっ…や…お湯…入ってくる…」
「ん…」

大野さんが俺の方に顔を向けて。
上気した頬を擦り付けるように俺に凭れた。

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