第43章 【Desire】15　うさこさまリクエスト

ご主人様はぼくのそれをぺろぺろと舐めだした。

「あ…あ…それ…」
「気持ちいいでしょ？」
「うん…」

なんだかふわふわしてくる。
ご主人様の手は、ぼくの身体を撫でてくれて…

きもちいい…

その手が、ぼくのおしりのあなに触れた。

「ちょっと…痛いことするからね…？」

ぬるっとしたご主人さまの指が、ぼくの中に入ってきた。

「ひゃ…ああっ…」
「痛い…？」
「ら…いじょぶ…」

痛くはないけど、変なかんじだった。
ぼくのことぺろぺろと舐めながら、ご主人さまの指はどんどん増えていった。

「翔…？」
「にゃ…」
「ちょっと、我慢してね…？」
「ん…」

ご主人さまが起き上がった。
ぼくのしっぽを擦りながら、ご主人さまは服を脱ぎ捨てた。

「あ…」

ご主人さま、ぼくといっしょ…
硬くなったおちんちんをぼくのおしりに押し付けた。

「ごめんね…待てなくて…」

ぐいっとご主人さまが腰を進めた瞬間、ぼくの中に熱い塊がはいってきた。

「にゃっ…あ…あああ…」
「翔っ…」

ぎゅううっとぼくのこと、抱きしめながらご主人さまはぼくの中にはいってきた。

これ…交尾だ…

「翔、好きだよ…」
「にゃっ…ああっ…ごしゅっじんさまぁっ…」




「…大丈夫…？」
「にゃ…」
「今、拭いてあげるからね…」

交尾の後、ご主人さまはぼくの髪を撫でてずっとだっこしててくれた。

「ねえ、ご主人さま…」
「うん？」
「いつ、赤ちゃん生まれる？」
「ぶふぉっ…」

赤ちゃん、できないんだって。
残念…

「翔…もう大人になってたんだね…」
「うん？」
「…あのさ、翔…」
「なあに？」
「今日から、翔は俺の恋人ね？」
「こいびと？」
「そうだよ。よろしくね、翔」

こいびとって、なんだろう。
おいしそうだなあって思ってたら、ちゅっとご主人さまは僕にキスをしてくれた。

「大好きだよ、翔」
「ぼくもっ…ご主人さまだあいすき！」

ちゅってキスしたら、とっても美味しかった。



「こいびとって、美味しいんだね！」
「ぶふぉっ…」



END