第24章 BOY【N side】 EP.3
「気持ちよかった?」
「…うん…凄く…」
とてつもなく恥ずかしくなって、バスローブで顔を隠してしまった。
「なんで隠すの…」
バスローブはすぐに剥ぎ取られた。
「だって…恥ずかしい…」
「ふふ…そんなかわいい顔して…もっと見せて…?」
智は汗で張り付いた俺の前髪を梳くと、額にキスをしてくれた。
「嬉しい…気持ちよくなってくれて…」
「智ぃ…」
身体が…熱い…
この人が、欲しい
「智…ちょーだい…?」
「ふふ…もうおねだり?」
「だって…智にも気持ちよくなって欲しいもん…」
身体に力が入らなかったけど、なんとか起き上がる。
智の乱れたバスローブをそっと脱がせると、褐色の肩にキスをした。
「…和也…」
智の手が俺の頬を包んで顔を上げさせた。
艶っぽい目が俺を見つめている。
ぶるっと身体が震えた。
そのまま唇が重なると、智の手が俺の身体を這う。
俺も智の中心を掴むと、ゆるゆると扱き始めた。
「ん…いいよ、和也…気持ちいい…」
「嬉しい…」
先走りが出てぬるぬるの手のひらに熱を包むと、増々智の口からは甘い吐息が溢れた。
それが、嬉しい。
本当に嬉しい。
「智…もっと気持ちよくなって…?」