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夢遊宴(ゲームMOTHER)完結

第9章 なにもかも  なにもかも


4つ目は

【すべてをわすれた人たち】

【しろいふね】に乗ってやって来た人々は
再びの滅びを何よりも恐れて考えた

どうすれば
【滅びのないせかい】になるか………

知恵を出し合い真剣に

そして全ての人々が【まえのせかい】を
記憶を消して
新しいルールと役割を作って生きる

みんなが子供の頃に憧れた
素朴で平和な村を舞台に
それそれの人生を生き直す

自分達の【前のルール】を
【古い記憶】をリセットして

【新しいものがたり】と
取り替えようと
いう事になった

そうして
【タツマイリのむら】が出来た

しかし記憶の入れ替えの事実を記録しておく
装置は必要だった
その装置が
【ハミングバードのたまご】だった

この【いまのせかい】に
大きな危機が迫った時は 

【ドロボー役】の
ウェスとヤストモが行動する事に
なっていた

確かに二人はオソヘの城に隠した
【ハミングバードのたまご】を
自分たちの隠した
【しろいふねの人々の秘密】を
取り戻しにいった

そして………リダの役割は………

全てを知っていながら
一人だけ【まえのせかい】の記憶を残している
【当番】が必要で
リダがそれだった
リダだけがタツマイリの
【あたらしいものがたり】で
唯一役を貰っていなかった

鐘の音は人々の記憶を閉じ込める
暗示だった

本当に大事な時が来たら
リダから誰かが
この【せかい】の秘密を

聞き出す決まりだったんだ
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