第8章 7つの針
イオニアはヤストモとアルに
言葉をかける
ヤストモには
ボクの心強い支えになったね、って
アルには………綺麗になった…て。
アルは「よせやい!」って顔をした
でも、ボクらの中の誰よりも
寂しそうな顔をしていた
そうか小さい時から
一緒に居たんだったね
アルは寂しさを堪えて歩き出した
ボクらもイオニア家を後にした
神殿への道の途中
どせいさんが居た
あ、ゆうきのバッチを磨いてくれたの??
あ!これは!?
フランクリンバッチ!!?
あの雷を跳ね返すっていう
ボクは胸にキッチリつける
おとーさんのくれた大事なバッチ
きっとボクを守ってくれるよね??