第1章 プロローグ
アキラside
朝、ノックする音で目を覚ます
双子の兄カヲルの声がする
え?ドラゴが赤ちゃんを??
うん!すぐ行くよ!!慌てて下に降りる
大好きなお母さんがいる!おはよう♬
あ、早くカヲルの所に行かなきゃ!
外へ出ようとしたボクを
お母さんが引き止める
あぁ。そうか。ボク、パジャマのままだった…
一度上へ戻って着替えて下へ
どう?お母さん♬
「うん。とでも おとこまえよ」
優しく笑うお母さんに勢い良く飛びつくボク
「いたた!こうさん、こうさん!」
お母さんがボクにこっそり【このみパン】をくれた
さぁ!カヲルの所へ急ごう!
庭にいたおじいちゃんに挨拶して
東へしばらく行くと
ドラゴの親子とカヲルがいる
ケンカごっこ??体当りするの?
カヲルの真似をしてドラゴに体当りする
《ぎゃおー!》
バターっ!と、ドラゴが豪快に倒れる
わぁ!楽しいね♬
二人でそう話してると
どこからか誰かの声がした
オケラ?がいる。
イキナリおそいかかってきた
カヲル!どうしよう!?
とりあえずカヲルの真似をして
オケラを思いっ切り叩く
オケラは意外とアッサリ降参した
捨て台詞を吐いて去っていくオケラを
お母さんが踏んづけた…大丈夫…かな?
お母さんの整えた朝ごはんを食べる
メニューは勿論ボクたちの大好物のネスバーガー!
ヤッパリお母さんの作るネスバーガーが
世界一美味しいよ♬
夕方にはお父さんの待つタツマイリの村へ帰る
きっとお父さん寂しがっているよ
ギンだって、きっと待ちくたびれてる
早く帰ってあげなきゃね!
お母さんはお父さんに手紙を書いてハトに託す
あれれ?空に変なものが…なんだろう??
そんな事より暗くならない内に出発しよう!