第6章 初メール
プルルルルルル
ガチャ
縁「はい。」
田「頼む!縁下!俺を助けてくれ!」
縁「…。珍しく田中から電話があったと思えば、何があったの?」
田「メール。」
縁「は?メール?…もしかして京花ちゃんのこと?」
田「おう。」
縁「なるほどな。返信しようと思ったけど、どーしていいかわかんなくて俺に連絡したんだな?」
うおっ。さすが縁下。わかっていらっしゃる。
田「その通りでございます。」
縁「わかったよ。で、なんてメールきたの?」
俺はメールに書いてあったことを思い出して話した。
縁「え、そんだけ?」
田「おう。」
縁「お前も挨拶してよろしくって書いておけばいいんじゃねーの?」
田「で、でもそれだと同じ文章になっちまう…。」
縁「はぁ?ならないだろ!確かにこんばんは。はかぶるかもしれないけど、お前が京花ちゃんに部活おつかれはおかしいだろ!」
田「た、確かに。じゃあどーすれば?」
縁「そこは、待っててくれてありがとう。とか今日はありがとう。でいいんじゃないか?」
田「お、おう。」
縁「ここまで言ったんだからもう返事できるよな?」
田「おう!ありがとな縁下!」
縁「じゃあ頑張れよ。おやすみ。」
田「また明日な。」