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5番くんとの初恋物語【田中龍之介】

第4章 バレー部と連絡先


全「(フルネーム!)」

縁「(しかも、さんちゃんって…。なんだよそれ。笑)」


「……………………。」


名前呼べたぞ!!フルネームだけど!最後ちょっと変になったけど!
でも名前呼ぶことだけを必死に考えてたから、呼んだはいいけど話がない!?ど、どーしよ。
み、見てる!またしても俺の言葉を待ってるー!

縁「(田中のやつ、名前呼ぶことだけに集中しすぎて、その後のこと考えてなかったんだな…。)」

菅「(あちゃー。今の田中には名前を呼ぶことで精一杯か。何か静かになっちゃってるし、ここは俺が助けに…。)」

私「(クルッ)」


あれ。後ろ向いちゃった!?も、もしかして俺に呆れて帰るのか!?

私「縁下先輩。耳貸してください。」

縁「え?う、うん。」


え、縁下の所に行っただとー!?しかも内緒話してるぞ!
俺はあの子に嫌われたのか?








“ズキッ”









あれ。
なんだ今の。さっきのとはちがう。
今度は胸の奥がズキズキする…。
なんだよこれ。いてぇーよ…。

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