第13章 転校生
あのデートした日からは、メールでのやりとりと学校であったらたまに話すだけになっていた。
メールだけなのが不満なわけではない。むしろ、嬉しい。が!
田「はぁ。」
なんか物足りなくなってきてるのも事実だ。
縁「珍しいな。ため息なんてついてどうしたんだよ?」
田「いや、何でもねぇ。」
縁「どうせまた京花ちゃんのことだろ。またデートしたいなぁとか思ってんじゃないの?」
田「なっ!///思ってな、くはない、けど…///」
縁「さっさと告白して彼女にしたらいいんじゃないの?」
田「…言ったからって絶対にOKもらえるとは限らないだろ。」
縁「そうかもしれないけど、言わなきゃ何も変わんないだろ。(まぁ両想いだけどな。)」
はぁ…。
こんなに悩むなら最初のデートで思い切って告ったら良かったな…。
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
縁「やべ。予鈴だ。俺、教室戻るな。」
先生「おーい。席つけー。」
男子「先生早くね?本鈴まだだぜ。」
先生「今日はお前らに紹介するやつがいる!いきなりだが転校生だ!」