夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第98章 伝えたい想い(東堂尽八)生誕記念 完結
巻ちゃんが時計を指差しながら笑うと
他の奴らも
"遅れるな"と笑う
「すまんな!皆!
粋な計らい感謝する!
言わねばならんな!ありがとうと!」
"要らないから、走れ"と
背を押され
店を飛び出し
走りながら
姫凪に電話を掛ける
姫凪の家なら
カナリ走らないといかんな…
[尽八?どこ?]
「今、店を出た!
姫凪は何処に居る!」
[もうすぐ尽八の家の前!
靖友からソロソロ追い出すって
連絡があって
走ってる!]
オレの家の前?
距離で言ったら
そこまで遠くない
ドクドク鳴る心臓
あの角を曲がったら…
「姫凪!」
『きゃ!尽八!声大きい!
居なかったらどうするのよ!』
笑いながらオレの胸に
抱き着いて来る姫凪を
「居ると信じていた
お前なら居てくれると…
姫凪、ありがとう
楽しい会だった…
礼を言わねばならんな…」
抱き返して
唇を重ねる