第98章 伝えたい想い（東堂尽八）生誕記念　完結

「で。ここからがハイライト！
この馬鹿騒ぎサプライズ
練習とかバイトで忙しい俺達の代わりに
会場とかの手配を
姫凪が一手に引き受ける条件が…」　

そこまで言って
店の壁掛けの時計を見上げる荒北

「12時には家に着くように
お前を帰す事、だとよ？
安心したァ？バァカチャン？」

細い目がより細くなって
周りの皆も
"それまでは
さっきのテンションで付き合え"
と笑う

本当に…出来過ぎだ､姫凪。

「よぉし！感動のネタバラシは
この辺にして
食うぞ！飲むぞ！
手嶋と青八木も呼ぶか？！」

「それなら坂道も呼ばないと
拗ねるッショ」

「そしたら赤いマメツブも来るだろ！」

元総北が盛り上がる