夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第92章 ♡唯一無二(岩泉一)生誕記念 完結
「言えねぇ?なら…」
止まる足に
ビクリと揺れる身体
いつかと同じ
冷たい空気
『はじめ…』
強引に抱かれると思って
声が詰まる
嫌じゃない
あの頃とは違うし
抱かれるのは
平気…だけど……
「姫凪」
その顔はやっぱり怖い
ギュッと目を瞑って
肩を竦めると
「…何でもねぇ
襲われんなよ」
止まってた足が進んで
『え?』
「なんだよ?
ほら、教室戻れよ
じゃあな」
離れていく
昔みたいな激しいヤキモチは
妬かなくなってた。
でも、全く妬かなくなったの?
離れた背中が小さくなるのに
慌てて
足を進めると
「岩泉ー!これ、ありがと!
ねぇ?誕生日に時間ない?
プレゼントあるんだけどなー」
私より先に隣に辿り着く
クラスメイトらしき女子
「あ?時間?」
あるわけ無い
作るわけ無い
「チョットだけ!」
そうでしょ?