第91章 ♡キミヲクダサイ（天童覚）生誕記念　完結

「うん…
永遠に続くヨ
約束する………」

顔をあげ細い腰を引き寄せて
そこにある幸せ全部を
確かめる様に
キスを落とす

『お誕生日おめでとう
来年は同じ苗字で
お祝い出来たら…ウレシイ…な…』

小さく呟く
姫凪の願いに

「姫凪が望むなら
全部叶えてあげるヨ」

二つ返事で応えて

「三人だったら
ごめんネ！」

半分冗談を交えて笑う

『んー…嬉しいけどー……
もう少し覚を独占してたい、デス』

少女の様な微笑みで
枕元に手を伸ばす

「ヤラレターーー！
叶えるって言っちゃった！」

間違えたァァァ？！

なーんてな？

「全部叶えてあげるヨ！
その代わり……」

箱を取り上げ
中身をビラッと
取り出して

「使いきるまで止めてあーげない！」

開始の合図を
薬指に贈って姫凪を抱き寄せた