夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第91章 ♡キミヲクダサイ(天童覚)生誕記念 完結
走って走って
マンションの前に着いた時
携帯が鳴る
【姫凪】
「どしたのー?もう終わった?」
それとも
間に合わないから
電話で…かな……?
〈覚…あの…今…えっと…〉
息が上がる姫凪
走ってる?
「どこー?迎えに行くよ?」
〈もう…着く……!〉
え?うそ?!
キョロキョロ辺りを見回すと
『覚!』
角から出てくる姫凪
「姫凪!」
俺も姫凪に駆け寄って
抱き締める
時間はもうてっぺん間近
『間に合った?』
「うん…」
うっすら汗をかいた額を拭って
姫凪が笑う顔を見たら
「姫凪…逢いたかった…
おいでよ…」
家を占領されて焦ってた事とか
もしかしたら一番に
おめでとう聞けないかもとかって
不安だった事とか
全部飛んでいっちゃって
『覚…ッ!』
抱き締めたくて堪らなくなる