夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第84章 嘘と涙の向こうの愛(荒北靖友)生誕記念 完結
心なしか早足になる
帰り道知らねぇのに、バァカみて。
やっぱゆっくり帰るか…
と思って足を緩めたとき
目の前に見覚えある小さなシルエット。
あ…ガチで追いついちまった…
「姫凪チャンもこっちなのォ?」
姫凪チャンの肩を叩く
『わっ!なんだ荒北か
脅かすなよ〜
痴漢かと思って殴るとこだった』
「イヤ、肩触ったくらいで殴んなよ
姫凪チャンも帰り道こっち?
オレもだから送ってヤンヨ」
半分断られる覚悟で言う
『…いーよ…』
あ。やっぱそーなるよねー…
『悪いじゃん…メンドクサくない?』
あれ?そっちの心配?
「いや、全然。
メンドクサかったら言ってねーよ」
『…あんがと…
この辺酔っ払い多くてウザいから
一緒に居てくれると…助かる…』
俯いて早口で話す顔は
チョット嬉しそうに見えた