第83章 ズルい媚薬（国見英）生誕記念&拍手感謝　完結

グニャリと歪む景色は
目を開けた時は
白い天井に変わってた

『英？平気？』

耳に届いたのは
姫凪の声

「……普…いや…
平気じゃねぇかも…」

痛み以外は平気
気持ち悪いとか
そんなんもねぇけど

こう言ったら甘えられるんじゃね？
とか、思ったんだ

仮にも二人きり
俺は多分溝口さんに試合ストップされる
そして、
ベット有り、時間有り、だから。

なのに。

『うわ〜まじだ〜…
チャント寝てなよ？
頭打った時は
動くと良くないらしいよ？
じゃあ、私は…』

…なぁ…どこ行く気？